写真家 夏野苺のブログエッセイ

天使と魔法と写真の日々

毎日のガイダンスをつぶやいてます☆

北の旅  おしまいの巻き

おまえいつまで書いてんだよ、
北海道の話...
という声が天から聞こえてきて(笑)
ハッとしたので、もうやめます。

まだまだ、まだまだまだ書いてないこと、
たくさんありますが、まあね、
旅に行ったら誰だってそんなもんでしょう。
そのうち本でも出した方が早いぞ、と思い、
今はここらでおしまいにします。

今回は、仕事で札幌へ入って、
そのあと標津までバスで移動して、
滞在中は車で移動。
標津→阿寒→オンネト-
→摩周湖→網走→知床→北浜
途中、釧網線(1,2両しかない単線電車)に乗り
釧路まで足をのばし川湯温泉に立ち寄りったりと
計画なしのいきあたりばったりな感じのわりには、
けっこういろいろな所に行けて
なかなか充実した楽しい旅でした。

屋久島の時のような厳しいワークもなく、
いろいろやってるようでいても、実は
毎日ぼーっとしているだけでした。
北海道の道は、ひたすら果てしなく、
まっすぐ伸びてるし、信号もなければ、
行き交う車も少なく、運転中も景色を眺めながら
ぼーっとしてられたのでした。(笑)
目的地に着いても、ただ歩いたり、眺めたり、
じっと座ってたり、頭も心もたいして使わず、
静かな旅でした。


最終日、飛行機に乗る前に、
もう一度、あの泉に会いに行きました。
前日に「いろんな神の子池に会いたい」と
願ったばかりで、さっそく雨の神の子池に
会うことができて嬉しかったです。
今度は、光りあふれる神の子池に会いたいです。
この場所に行った時、こどもの頃読んだ絵本や
おとぎの世界のイメージが一気に溢れ出ました。
確かに精霊たちの存在を感じることができました。
不思議な場所です。
さっそく西の魔女Tちゃんにメールで報告したら
「私はオンネト-にしか巡り会わなかった。
 その泉は苺さんの『約束の場所』よ、きっと」
と言われました。

やくそくの ばしょ ...

そうかもしれません。
どんな約束で、いつ交わされたものか。
それをこれからの生活のなかで、
少しづつ思い出していくのかもしれないです。
今、確かにわかることは、
あの泉は自分の魂と何か深い関係があるのだ
ということだけです。自分の直感を信じます。

この人生で、ここまでは辿りつけて
ほんとうによかったと思います。


北海道は、あの雄大さのせいかわかりませんが
「いのち」を感じます。 地球を感じます。
また屋久島とは違ったメッセージを受けたような
気がします。
今回痛切に感じたのは、
今、自分は東京で生活していて
「死」というものからなんて遠い場所で
日々生きてるんだろう、ということ。
北海道の旅の途中で何度か「死」に遭遇しました。
感じるところあって、シャッターをきり、
記録しました、心のなかに。
道路に寝そべってカラスの屍体を撮ったりしたので
驚かせてしまった車が何台か...すみません。
最初遠くから見た人は、女性の変死体が道路に!
と、とってもびっくりしちゃったと思います。
でも、そうまでしても撮りたかったものはいったい
...なんだったんでしょう?
暗室に入って、プリントしてみて、
...まだみなさんに説明できるような言葉は
みつかっていませんが、ただひとつわかることは、
出来上がった写真を自分で見て「よし」と思った、
その感覚、そこに間違いはない、ということ。
確信しています。
もっと先にいったらわかることかもしれないです。
旅先での発見って、そういうものかも、...ですね。

けれど、あの朝日のなかで漁師を見た時。
日常を大切にできない人が、
旅先で宝物をみつけることなど、できようものか
と思いました。
しっかり「自分の場所」を持っていない人は、
きっとダメだと思いました。
そういう人がいくら旅をしても、
それは単なる現実逃避でしかなく、
何かを発見したような気になっても、
すぐに忘れ去られてしまうだろう、
と思います。
どんな奇異なる旅も、それを続けたら結局は
それが日常になっていくしかないでしょう。
生きていく以上、私達は自分の日常というものから
離れることはできない。 けして。
現実のなかを生きていくしかありません。
魔法の杖も、天使の声もいいけれど、
それらを実際の生活にフィードバックできないなら
どんな奇跡も意味がないと思うのです。
リアルな日常に生かせてこそ初めて、その人生は
イマジネーション溢れるファンタジーワールドに
なるのでしょうね。
根をはって生きるとはそういうことかもしれない。


静かな時間のなかで、そういうことを感じました。
内省...  熊のメディスンからのメッセージです。


私はいつか、神の子池の本を出したいと思います。
自分が景色を撮ろうと真剣に思うなんて、
びっくりです。
できれば泉の淵に住みたいくらいです。

ヴェロニカに、祈ります。